マルチステークホルダー方針

当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。

  • 従業員への還元

    当社は、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した収益・成果に基づいて、「賃金決定の大原則」にのっとり、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。

    (個別項目)
    具体的には、社会情勢や経営環境を踏まえ、従業員の処遇の改善を検討する他、人事評価を通じた賃金の引上げにより、会社収益の分配・還元に努めてまいります。また、OJT や社内階層別研修に加え、外部講習や育成研修などの教育訓練等の機会を設けて、社内外の環境の変化に対応できる人財の育成に積極的に取り組んでまいります。
    併せて、がん検診や人間ドックの会社補助など、従業員の健康維持・増進に関する各種施策や従業員相談体制の整備を通じて、働く誰もが能力を最大限に発揮し、心身ともに活き活きと働ける組織・職場環境を構築することで、従業員のエンゲージメント向上を目指してまいります。
  • 取引先への配慮

    当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。
    なお、パートナーシップ構築宣言の掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。

    ・パートナーシップ構築宣言登録日
    2024年4月15日
    ・パートナーシップ構築宣言のURL
    https://www.biz-partnership.jp/declaration/58626-10-00-okayama.pdf
  • その他のステークホルダーに関する取組

    当社は経営理念「優良商品の販売を通じて地域社会の生活文化の向上に寄与する」に基づき、地域のお客様のニーズに応えた魅力あるお店づくりや、行政との見守り協定を通じ、地域の皆様の豊かな暮らしをサポートするとともに、ステークホルダーと協働し、継続的な企業価値向上に取り組んでまいります。

これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。

2024年4月22日

株式会社天満屋ストア
代表取締役社長 野口 重明